トイレのリノベーションは、廊下など他の場所への影響がなく、トイレ空間単体での工事が可能です。
水廻りの床材は、フローリング調・タイル調・大理石調・モルタル調などデザイン豊富です。
そして、壁と天井のクロスはさらに多種多様なものがあるので、空間全体の雰囲気を手軽に変えることができます。
扉で仕切られた閉鎖的な小空間であるトイレ。
家全体の雰囲気とは一線を画して、トイレだけの空間デザインを作ることができます。
●リフォーム箇所はココ
トイレのリノベーション箇所はココです。
①トイレ本体
②床材(クッションフロアorフロアタイル)
③壁クロス
④巾木
⑤天井クロス
ここまでが第一段階の内容です。
壁はエコカラットを施工したり、珪藻土を塗ったりする場合もあります。
以下の、第二段階については再利用も可能です。
既存のデザインや劣化具合に応じて検討してください。
⑥ペーパーホルダー
⑦タオル掛け
⑧吊戸棚
⑨換気扇
⑩ダウンライト(照明器具)
⑥ペーパーホルダーと⑦タオル掛けは、黒いアイアン調のものやレトロなデザインのものなど、空間のデザインに合わせられるとより全体の雰囲気が良くなります。
⑩ダウンライトはリフォームを機にLED化するのもオススメです。
●デザインのバリエーション(施工事例)
■新築マンションのトイレってどんな感じ?
リノベーション事例の前に、まず大手の新築マンションはどんな風に造られているのか少し見てみましょう。
下の写真は、住友不動産(株)により分譲された37階建てのタワーマンションと、(株)大京により分譲された誰しもが知るライオンズマンションのトイレです。
大手ブランドマンションでも、契約後のオプションセレクトや変更がなければ、絵柄の無い基本的には万人受けするデザインが基本となっています。
「ライオンズマンション」の方は吊戸棚や手すりに木目のものを使い、高級感が演出されています。
では、ここから実際のトイレのリノベーションをした事例をご紹介します。
なお以下の事例では、販売目的のため万人受け志向の場合と個人の要望によりデザインセレクトしたものがあります。
これからリノベーションを検討される方はぜひ参考にしてみてください。
■床の色を変えてアクセント
トイレ本体をはじめとして、壁・天井・巾木・吊戸棚などは基本的に白。
床を茶系にしたシンプルデザインです。
■壁の一面をアクセント
一番よくあるパターンです。
壁の一面の色を変えてアクセントにします。全面を白で統一した場合に比べて、オシャレ感がでますね。
アクセントクロスは、タテ縞模様・ヨコ縞模様・チェック柄、その他カラーセレクトの場合もあります。
アクセントクロスは便器に向かって横面に入れるか正面に入れるか、トイレの入口ドアや吊戸棚の位置も考慮して選択してください。
全体が白基調の中にブルー系のアクセントクロスを入れると、とても爽やかで清潔感を感じる雰囲気になります。
■壁全面の色を変える
一面をアクセントで印象付けるのではなく、壁(天井を含めて)全体の色を変えるパターンです。
柄を入れなくても、シンプルなデザインながら一風変わった雰囲気になります。
さらに床を変えてみると、床が主役か、壁が主役か、イメージが変わってきます。
強すぎない柄であれば全面にしても面白くなるデザインもあります。
また、床や壁に濃い色をセレクトし、巾木も色を併せて空間全体の明るさトーンを落とすと高級感がでます。
■床をヘリンボーンにしてみる
床をヘリンボーン柄にしました。
壁一面にアクセントクロスを入れていますが、やはりまず床に目に行きます。もう主役は完全に床ですね。
空間全体は白を基調にして、より床が映える組み合わせです。
■オーダーによるこだわりデザイン
最後は、各々の施主様のこだわりオーダーリノベーション3例です。
【1】カフェのようで印象的なアクセントクロス
カラフルなヘリンボーン柄のアクセントクロスが印象的です。
床と巾木は暗く、壁全体も落ち着いた茶系。その中に木目のパーツ(手すり・ペーパーホルダー・吊戸棚)が高級感を演出しています。
【2】シックの中にも遊び心のあるアクセントクロス
グレーと白はよく合う色の組み合わせです。
グレーの色によっては無機質に感じてしまう場合もありますが、ここでは子供が喜びそうな柄のアクセントクロスを入れることにより、一気に親近感が沸く空間になっています。
【3】映画館のような異空間
黒と赤の2色という明確なご要望からできたトイレです。
真っ黒なクロスは施工中の扱いが大変で仕上がりにも気を遣う、とても職人さん泣かせのセレクトです。
本体だけでうん十万もする卵のような形の便器に手洗器を付けたハイグレード仕様です。
お客さんが来てトイレを使ってもらった後に、「トイレおしゃれだね!」なんて言ってもらえたらいい気分になりますね。
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