2020年4月から、東京都条例の改正により自転車利用中の対人賠償事故に備える保険・共済への加入が義務付けられます。
小さな子どもから大人、高齢者まで幅広く多くの方が利用する自転車ですが、事故を起こして高額な賠償責任を負うケースが出てきています。
高額化している賠償例を背景に、2015年10月に兵庫県において初めて自転車保険の加入が義務化されました。
では自転車の保険はどこで加入したらよいのでしょうか。
ネットで検索すると、楽天やau、その他大手の保険会社各社でも自転車向けの保険商品が出てきます。
しかし持ち家の方では家の火災保険、車をお持ちの方は自動車保険など、加入している保険に個人賠償責任保険の特約でカバーすることも可能です。
その特約の名前は「日常生活賠償特約」など。
「日常生活賠償特約」は、記名被保険者とそのご家族の日常生活における偶然な事故で、他人を死傷させたり他人の財物に損害を与えて法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償額について保険金をお支払いする特約です。
こちらは家の火災保険プランです。
日常生活賠償が特約としてついています。
なおこの火災保険プランは10年契約のものです。
日常生活賠償特約保険料は10年で15,990円。
1年間に換算すると1,599円です。
そして家族全員が対象になるので安心ですね。
ちなみに火災保険や自動車保険など、重複して特約を付けてしまっては意味がありませんので、まずは現在加入している保険内容を確認しましょう。